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騒音に悩む人は多い 「逮捕は画期的」と警察が評価された事件とは 

 京都府警西京署は10日、京都市西京区の無職の男(53)を軽犯罪法違反(静穏妨害)の疑いで逮捕した。調べによると、男は昨年8月~今年3月の10回、戸建ての自宅でハードロックなどの音楽を大音量で聴き続け、近所に迷惑をかけたという。朝の7時半や夜の9時過ぎの時間帯もあった。府警には17年3月から、周辺住民から騒音をめぐる計20件の通報や相談が寄せられていたという。周辺住民の110番通報などで駆けつけた警察官が10回、男に音を小さくするよう求めたが、聞き入れず窓も閉めなかったという。

 近隣住民の騒音に悩まされている人は少なくない。SNS上では、「音楽ではありませんが、近所のある騒音に悩んでいます。土日に音や振動が起こると思うだけで、恐怖です。こういう問題を相談、解決してくれるところが必要だと思います」、「うちの隣がこれやってます…どうしたらいいんだろう。30代ぐらいの父親やと思うけど、15年住んでて一度も隣の音が聞こえたことがないしっかりした壁のマンションなのに、ほんとに困り果ててます」など被害を伝える書き込みが。警察に通報しても注意して終わるケースが多く、再び騒音で悩まされたり、通報したことを逆恨みされて危害を加えられる事案も珍しくなかった。

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 大音量の音楽を聴き続け、近所に迷惑をかけた逮捕された男の容疑は「静穏妨害」。軽犯罪法第一条十四号で、公務員の制止をきかずに、人声、楽器、ラジオなどの音を異常に大きく出して静穏害し近隣に迷惑をかけた者を拘留又は科料に処すると定められている。ただ騒音の音量基準が明確に規定されているわけではなく、被害を訴えても警察によって対応が異なるのが現状だ。今回の事件で西京署が男を逮捕に踏み切ったことに、「警察って民事不介入だと思いきや、ちゃんと出動して10回も注意してたんだ。ここの地域は警察が動いてて良い方。大抵は警察は何もしないし、こういう騒音問題は泣き寝入りなんだが」、「逮捕は画期的。とてもいい事だと思う。同様な状況で近隣から迷惑を被っている方は多いと思う。この逮捕が良き前例となり抑止力になる事を願う」と評価の声が多かった。