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麻生氏の発言は不適切ではない?「札幌は奥地」発言に擁護の声も

 麻生太郎財務相の発言が波紋を呼んでいる。25日に行われた参院予算委員会で、国のJR北海道への財政支援をめぐる質疑の中、麻生氏は「今でも函館の人は(札幌を)奥地と言う」と発言。30年度に北海道新幹線が函館から札幌へ延伸されることを念頭に、「もう奥地の札幌の方が奥地ではない」と答弁した。質問した国民民主党の徳永エリ氏(北海道選出)は「適切ではない」と批判。札幌を「奥地」と表現したことについて不適切発言なのか、賛否両論分かれている。

 

 麻生氏の指摘通り、函館に住む高齢者の中で札幌以北の総称として「奥地」と呼んでいる人も実際にいる。これは、江戸時代に当時蝦夷地と呼ばれていた北海道に来た人たちが函館に拠点を置いていたことから、札幌以北に出かけることを奥地と呼んでいたことが由来とされている。今回の麻生氏の発言を不適切と捉えるかは非常にデリケートな問題だ。例えば、沖縄や離島の人は本州に住んでいる人を「内地の人」と呼ぶ。大日本帝国憲法だった明治時代に、沖縄と北海道を除く日本のことを内地と表現していたことから、現在も日常用語で使われているが不快感を示す話を聞いたことは皆無に近い。

 

 今回の麻生氏の発言に対して「奥地を批判するのであれば、内地や本土なんかも同じように批判されるべきでは?」、「『北海道 奥地』で検索したら昔の記事がいくつか出てきたぞ。あまり使われない表現のようだけど、別に差別的でもないしこれで批判するのはただのイチャモンとしか思えない」とSNS上では擁護の声も。一方で、「どーして比喩とか例示が下手なのか。話をするのが政治家のお仕事なのですから、もう少し慎重にお願いしますよ」、「函館の人が札幌を奥地と言っているのを聞いたことがないし、何で今更そんな事を持ち出して北海道の状況について話さなければならないのかわからない。結局、上から目線からの物言いなんだよな、この人はいつも」と不快感を示す意見もある。

 

 最も多かったのは、この発言について論議の時間を割くべきではないという意見だった。「北の国からで奥地を使っている場面がありました。この発言を問題にするよりも各地方の問題を解決する方向に力と目を向けて欲しいです」、「こんな下らない事が国会で質問論議されるとは失望する。もっと大事な事を議論してほしい思う」、「客観的事実としてそう言うのかは分からないし違うと言うのならそうかもしれない。ただ、政治家の仕事はそこじゃないと思う。一般人が批判して言う自由はあると思うが、貴重な国会の時間を使っての揚げ足取りは時間の無駄遣いをしているようでそっちの方が不愉快。一方で麻生さんも日頃から鵜目鷹目で言葉狩りされるから少しは言葉を選べばいいのにって思うけどね」。

 

 麻生氏の発言に賛否両論あるが、もっと与野党で建設的な話をしてほしいというのが多くの国民の切実な思いだろう。

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