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JT連載 プロ野球開幕に「今年ほど采配力が問われる年はない」

 「株式会社J.T. STRENGTH & CONDITIONING」の代表取締役社長として活動しているJ.T.(高橋純一)と申します。今回は6月19日に決まったプロ野球開幕について、お話させていただきます。

 

 当初予定されていた3月20日の開幕が新型コロナウイルスの影響で3ヶ月延びました。選手たちは先が見えない状況でコンディション作りに非常に苦労していると思います。ただこの「3ヶ月間」をどう過ごすかがペントレースでも大きなカギを握るように感じます。

 

 私は現在も選手たちのトレーニングをサポートしていますが、良い選手は自粛期間中も「こういうトレーニングをやりたいんですけどどうですか?」、「この期間でしかできないトレーニングを教えてください」と積極的に質問しています。できないことを嘆くのではなく、現状でできることを模索して挑戦する。プロ意識の高さを垣間見ました。

 

 今年は120試合に短縮されて過密日程になります。想定しなかった事態ですが、プロである以上言い訳はできません。この3ヶ月で地道にやり続けてきたフィジカル、心の鍛錬は今シーズンに限らず、来年以降にも必ず生きてくると思います。

 

 首脳陣も今年ほど采配力が問われる年はないと思います。個々の能力をどう引き出し、チーム力に結び付けられるか。戦力があるチームも開幕からエンジンがかからなかったら致命傷になる可能性があります。例年は開幕から突っ走っていたチームも、地力が問われる夏場以降に勢いがそがれて失速するパターンが多かったですが、今年は地力の勢いに乗ったチームがそのまま突っ走る予感がします。どのチームがペナントを抜け出すか。個人的には救援陣の層が厚いチームが有利だと思います。過密日程で救援陣の負担も大きいため、少人数で乗り切るのは厳しいでしょう。救援で起用する投手の選択肢が多く、勝ちパターンをいくつも作れるチームは白星を積み上げていくのではないでしょうか。

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 当面は開幕から無観客試合が続きますが、プロ野球が始まることは他のスポーツイベントにも大きな励みになると思います。選手たちは故障だけには気を付けて、野球ができる喜びをプレーで体現してほしいですね。