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妻を殺害した夫に語りかけた裁判長の「説諭」に賛否両論の意見が

 妻を殺害し実家に遺体を埋めたとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた千葉県柏市の元銀行員、弥谷鷹仁被告(37)と殺人幇助罪と死体遺棄罪に問われた母の恵美被告(64)の裁判員裁判の判決で、千葉地裁は12日、鷹仁被告に懲役15年、恵美被告に懲役7年を言い渡した。この際に、岡部豪裁判長が鷹仁被告に語り掛けた説諭が大きな反響を呼んでいる。

 

 判決によると、鷹仁被告は昨年3月4日、柏市の自宅で妻の麻衣子さん(当時30歳)に睡眠導入剤を入れたカレーを食べさせたうえ、車内で首を絞めて殺害。恵美被告は事前にシャベルを購入するなど手助けし、2人で茨城県取手市の恵美被告宅の敷地に遺体を埋めた。

 

 岡部裁判長は鷹仁被告が妻・麻衣子さんの暴力で精神的に追い詰められて犯行に及んだと主張していたことに対し、「殺害しか選択肢がないと言っていたが、正当防衛以外でそんなことはない。(鷹仁被告の)苦しかった気持ちは理解できるが、一番苦しかったのは麻衣子さんではないか。あなたに攻撃的になったのは愛していたあなたへのSOSだったのではないか…」と諭した上で、「夫婦は一人で背負いきれないものを分かち合うもの。麻衣子さんとの最初の出会いから最後まで楽しい記憶を思い出してください」と語った。

 

 この言葉にネット上では、「これは綺麗事ながら正論です。義姉が重度の躁鬱と人格乖離を患っていますが、一番苦しんでるのは間違いなく本人です。とはいえ、周りの苦しみは当人のそれとはまた別のもの。裁判長は『我慢しろ・受け入れろ』と言っているのではなく『どうすれば解決できるかを考え、それを全て実行したのか?もうなす術がないと絶望する程、手を尽くしてきたのか?』と諭しているのだと思います。重度の精神疾患は本人にはどうにも出来ません。周りが助けようと必死にならない限り、改善することはないんです…」など賛同の声が。

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  一方で、異なる意見も。「ちょっとどうかな、あまりにも短絡的だし、酷い発言だな、と思う。DVする、彼女の苦しみを理解してやれないお前(旦那)のせいだ、って言ってるみたいだ。例えば、これが全く逆で、加害者が嫁、被害者が旦那だったら、同じように言えるのか。それに加害者の苦悩を、義両親(嫁の親)も知っていたとのこと。なのに放置。それどころか、嫁は自分の両親にも暴力をふるっていた。殺人はダメ。だけども、この旦那をそこまで追い詰めた背景も考えるべきじゃないか。この件に限らず、女性側からのDV等も、もっと考えるべきなんじゃないのか。男性は、ただひたすら自らを責め、耐え、支えるしかないのか?」と疑問を呈する書き込みも見られた。