山本由伸、今井、藤平…新成人は投手に逸材ズラリの「98年世代」

f:id:imp0201:20181228163542j:plain

 

 

 全国各地で14日に成人式が行われ、スーツやはかま姿の男性や華やかな着物姿の女性たちが20歳の門出を祝った。成人式を迎えるのは、1998年4月2日から1999年4月1日の間に誕生した人たちだ。女優の広瀬すず、橋本環奈、葵わかな、アイドルグループ乃木坂46の齋藤飛鳥、モデル・タレントとして活躍する「みちょぱ」こと池田美優、俳優の中川大志のほか、スポーツ界に目を向けると、昨年の平昌五輪のスノーボード・ハーフパイプで五輪2大会連続の銀メダルを獲得した平野歩夢、キックボクサー・総合格闘家の那須川天心など個性的な実力者の名前が並ぶ。

 

 プロ野球界で「98年世代」は今季が高卒3年目の選手が該当する。この世代は早くも1軍で結果を残している投手が多いのが特徴だ。近い将来にエースや救援陣の柱になれる逸材として首脳陣の期待は大きい。以下が「98年世代」の代表的な投手たちだ。

 

・山本由伸(オリックス)

宮崎・都城では甲子園出場なし。16年ドラフト4位でオリックスに入団。1年目の17年8月31日のロッテ戦でプロ初勝利をマーク。オリックスの高卒新人投手がプロ初白星を挙げたのは94年の平井正史(現オリックス1軍投手コーチ)以来23年ぶりの快挙だった。18年はセットアッパーで54試合に登板し、4勝2敗1セーブ32ホールドの好成績。10代投手ではNPB史上初のシーズン30ホールドを達成した。最速154キロの直球にスライダー、カットボール、スプリット、カーブ、ツーシーム、チェンジアップと多彩な変化球が武器。

 

・今井達也(西武)

栃木・作新学院で3年夏にエースで全国制覇に大きく貢献した。16年ドラフト1位で西武に入団。プロ1年目は登板機会がなかったが、2年目の今季は先発ローテーションの一角に定着し、プロ初勝利を挙げるなど15試合登板で5勝5敗。10年ぶりのリーグ優勝に貢献した。最速153キロの直球、スライダー、チェンジアップ、カーブを駆使する本格派右腕。

 

・藤平尚真(楽天)

神奈川・横浜で3年夏に甲子園出場。2回戦でエース・寺島成輝を擁する履正社に敗れた。16年ドラフト1位で楽天に入団。17年8月22日のロッテ戦で5回無失点の快投を見せ、この年の高卒新人で最速のプロ初勝利を挙げた。先発ローテーション入りが期待された昨年は4勝7敗。150キロを超える直球とスライダー、カーブ、チェンジアップ、フォークで打者を翻弄する将来の楽天のエース。

 

・アドゥア誠(広島)

愛媛・松山聖稜で3年夏に甲子園出場も、初戦で北海にサヨナラ負けを喫して敗退。16年ドラフト5位で広島に入団。17年は1軍登板がなかったが、18年に救援で大ブレークした。53試合登板で6勝2敗5ホールドをマークし、回またぎの登板でも安定した投球を披露。チームのリーグ3連覇に大きく貢献した。身長196センチの長身から手元で変化する直球で凡打の山を築く。フィールディング能力も高い。

 

・京山将弥(DeNA)

滋賀・近江で3年夏に甲子園出場し、16年ドラフト4位でDeNAに入団。新人の17年は1軍登板機会がなく、イースタンで6勝を挙げた。18年4月1日のヤクルト戦で1軍デビューを飾り、5回1失点の快投でプロ初勝利をマーク。10代の投手が開幕カードで白星を挙げたのは球団史上初の快挙だった。打ち込まれる試合もあったが、12試合に先発して6勝をマーク。常時140キロ台後半の直球で両サイドに投げ分けられる制球力が持ち味。

 

・才木浩人(阪神)

兵庫・須磨翔風では甲子園出場なし。2年春からエースになり「公立の星」として日米の球団から注目を集める。16年ドラフト3位で阪神に入団。新人の17年に1軍デビューすると、18年は先発、リリーフでフル回転。5月27日の巨人戦でプロ初勝利をマークするなど、6勝10敗1ホールドと飛躍の年にした。肩の可動域を生かした柔軟なフォームから最速152キロの直球と落差の大きいフォークで打者を圧倒する大型右腕。

 

・藤嶋健人(中日)

愛知・東邦ではエースで4番の二刀流で3年春、夏に甲子園出場した。16年ドラフト5位で中日に入団。18年に1軍デビューを飾り、松坂大輔が試合開始直前で登板回避した6月17日の西武戦では緊急登板のプロ初先発でプロ初勝利をマーク。3勝1敗の成績で、来季は先発ローテーション定着を狙う。巨人・上原浩治を彷彿とさせるテークバックの小さい投球フォームから小気味良く投げ込む。

 

 

上記の7人以外にも、広島・高橋昂也投手、巨人・高田萌生投手、大江竜聖投手、ヤクルト・寺島成輝投手、梅野雄吾投手、西武・伊藤翔投手、日本ハム・堀瑞輝投手、ロッテ・種市篤輝投手など将来を嘱望される素材が多い。野手も近い将来に素質が開花する可能性を秘めた選手が多い。将来の4番としてラミレス監督の期待が大きいDeNA・細川成也外野手、広島・坂倉将吾捕手、ヤクルト・古賀優大捕手、ソフトバンク・九鬼隆平捕手、西武・鈴木将平外野手…新成人で気持ちを新たにした若武者たちの活躍に要注目だ。

[関連記事] 藤井秀悟、一岡、平良…巨人から人的補償で活躍した選手たち - IMPRESSION