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「松坂世代」で初 来季に名球界入りの可能性がある選手とは

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 中日・松坂大輔投手を中心とした80年度生まれの「松坂世代」は各球団の主力として活躍してきた。だが、意外にも名球界入りした選手は1人もいない。名球界入りの入会条件は投手が通算200勝、通算250セーブ、打者が通算2000安打。横浜(現DeNA)、巨人で主軸を担い、今季は独立リーグ栃木ゴールデンブレーブスでプレーした村田修一内野手が通算1865安打、杉内俊哉投手(巨人)が通算142勝で共に今季限りで現役引退した。

 

 松坂はメジャーから日本球界復帰したソフトバンクの3年間で未勝利に終わったが、中日に移籍した今季は6勝をマークしてカムバック賞を獲得。だが、日米通算170勝とまだ30勝を積み上げなければいけない。ソフトバンクの和田毅投手も今季は左肩痛の影響などで1軍登板なし。日米通算131勝で来年は背水の陣のシーズンを迎える。

 

 だが、起用法次第で来季に名球界入りの可能性が高い選手がいる。阪神の藤川球児投手だ。今季は53試合登板で5勝3敗2セーブ21ホールド、防御率2.32。セットアッパーで抜群の安定感を誇り、来季は守護神復帰にも意欲を見せている。通算成績はNPBで710試合登板55勝34敗225セーブ139ホールド。MLBで29試合登板1勝1敗2セーブ1ホールド。来季23セーブをマークすれば日米通算250セーブに到達し、名球界入りの資格を満たす。メジャーから16年に日本球界復帰後、防御率は16年が4.60、17年が2.22、18年が2.32とパフォーマンスは衰えるどころか進化している。

 

 藤川は手元でホップする「火の玉ストレート」が代名詞だが、精神的にも体力的にもタフなところが大きな強みだ。05年にリーグ最多記録の80試合に登板するなど同年から8年連続で40試合以上登板。メジャーでの3年間は右ひじ痛でトミー・ジョン手術を受けるなど苦難を味わったが、阪神に復帰以降は16年から3年連続40試合以上登板とタフネスぶりを発揮している。救援投手は酷使されて短命で終わるケースが少なくない。リリーフの一線で15年以上投げ続けるのは驚異的だ。

 

 経験豊富なベテランは来季に守護神で起用されれば、23セーブは十分に可能な数字だ。「松坂世代」で初の名球界入りへ期待がかかると共に、最下位から巻き返しを狙うチームのキーマンとしても不可欠な存在だ。かつてバッテリーを組み、今季から就任した矢野燿大監督を胴上げするために今季も腕を振り続ける。